【キャラメルボックス 舞台】「TRUTH」~山本周五郎「失蝶記」

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【短編集】山本周五郎さん「日日平安」

1965年、新潮社から出版された山本周五郎さん「日日平安」

切腹のマネをして一飯を乞うほどに落ちぶれた浪人が、藩の騒動にまきこまれ、それを手際よく片づけるまでをユーモラスに描いた『日日平安』。安政大獄によって死罪を命じられた橋本左内が死に直面して号泣するという“意外な"態度のなかに、武士道をこえた真実の人間像をさぐった『城中の霜』。
ほかに『水戸梅譜』『しじみ河岸』『ほたる放生』など、ヒューマニズムあふれる名作全11編。
Amazon商品紹介より引用

「日日平安」という本の題名にもなっているお話は、
黒沢明監督の映画『椿三十郎』の原作とされています。(10年ほど前にも映画化されていますね)
映画と原作では、主人公の設定が多少違いますが…それでも名作には変わりないですね。

他の短編で私が好きなのは『水戸梅譜』。
やるせなさもあるけれど、人間の信念の強さを感じさせるお話です。
有名な【橋本左内】も出てくる『城中の霜』もいいですね♪

 

 

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まず初めに山本周五郎さんのご紹介から…

山本周五郎さんは、1903年(明治36年)6月22日、山梨県生まれの小説家。
尋常小学校卒業後に、現在の銀座にあった質店「山本周五郎商店」で住み込みとして働く。
このお店の名前=店主の名前が、ペンネームの由来だったのでは?と言われている。
(山本先生は、他にもたくさんのペンネームを持っていたそうですが…
最終的にこの名前に落ち着いたのは文芸に理解のあった店主に恩を感じていたのでしょう。
彼の才を買い、学校に通わせるなど…多くの支援をした店主さんだったそうですから…。)

作風としては、一人の人間の日常や人間性を深く描いたものや、
人間の奥深くの欲を描いたもの(岡場所など)

ハッピーエンドでやったぁ!というものではなく、
どこか人生の厳しさや儚さ、を感じさせるものが多いです。

ものすごく強い侍が、ヒーローのように登場し、活躍し、
苦悩はするけど愛する女を守ってハッピーエンド!!
・・・というお話も、爽快感があって好きなんですけれどね(^_-)-☆
山本先生の作品は、そういうカラーではないなと感じます。

1967年(昭和42年)にお亡くなりになるまでに、数々の名作を世に送り出しました。
『さぶ』『赤ひげ診療譚』などが有名でしょうか。
そのほかの作品も、たくさん映画化やドラマ化がされています。
近年でも、映画や舞台化もされるほど・・・面白い作品ばかりなのです。

 

短編【失蝶記】が原作の、キャラメルボックス舞台【TRUTH】

ご紹介が長くなりましたが、今回紹介するのは冒頭の「日日平安」の中の短編

「失蝶記」

を原作とした舞台「TRUTH」です。

舞台化したのは『演劇集団 キャラメルボックス』という劇団
演劇界では、なかなかに有名な…比較的親しみやすいファンタジー作品の多い所です。
高校生演劇には欠かせない(ファンが多い)劇団ですね。

今はもう退団していますが、俳優の上川隆也さんがいらした劇団ですね。
1999年に「TRUTH」初演でしたが、上川さんも出演されてましたよ☆

原作と比べますと・・・やはり舞台は見せ場も必要ですし、迫力のある言葉も必要ということなのか
舞台版は登場人物も多いです。「TRUTH」という言葉が物語のキーワードになっていますが、
これも原作にはありません。
私が初めて観た舞台なので、多少のひいき目があるんですが(苦笑)
原作とは違っても、面白いのですよ。
ストーリーとしては、付け加えは多少あるけれど…大まかには一緒ですので
観ていない方のためにも、「失蝶記」も「TRUTH」もネタバレは辞めておきます(^_-)-☆

・・・というのも・・・
キャラメルボックスは、同じ作品を何度か「再演」することがあるんです。
1999年に初演、2005年に1度目の再演、そして2014年にも再演している人気作品です!
3回ですよ!?
うん・・・もしかしたらまた!再演してくれるかもしれないじゃないですか(*´艸`*)

しかし、これだけでは…次に書く予定の「TRUTH」の曲について書けなくなってしまいますので💦
本当に簡単に、「舞台 TRUTH」の内容を説明いたします。

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舞台「TRUTH」のあらすじ、少しだけ…

【あらすじ】
 上田藩士・野村弦次郎は、京から2年ぶりに江戸の藩邸へ帰宅。
仲間たちに、鳥羽伏見の戦いを報告する。

変わりつつある時代の流れを読み、自分たちの上田藩も
倒幕のために立ち上がるべきだと訴える。

 ある日、弦次郎は仲間が改造した銃の試し撃ちをするため、浜辺に行く。
ところが、その銃が暴発…聴力を失った弦次郎に、帰国の命が下される。もはや武士としての仕事ができないであろう弦次郎が【最後に】決意した仕事とは……?

時代としては「幕末」になります。
が、かの有名な西郷どんや竜馬は出てきません。新選組も将軍も登場しません。
主役は小さな藩の若侍たち。

ご安心ください!
幕末・歴史ものだからといって、難しいことは一つもありません。
最初から最後まで、若者たちの青春の一幕を…
悲しい運命のいたずらを熱く魅せてくれることでしょう。
幕末ファンの方でしたら、なおのこと…観て欲しいなと思います。

さて次回は…
この舞台「TRUTH」を鮮やかに彩った「曲」を作られたZABADAK・吉良知彦さんについて
好き放題語りたいと思っています♪

もし、ここまで読んでくれた方がいたら…長文お付き合いありがとうございましたm(__)m

 

 

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